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製品情報

OpenFOAM 1.6の動作環境

OS Linux(OpenSUSE、Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux、CentOS、他)およびUNIX(IBM、HP、他)
※Windows環境は基本的にサポートしていません
コンパイラ gcc 4.3以上、あるいはIntel C 10.0以上
その他 Qt 4.3.x(可視化ツールparaViewのコンパイルに必要。別の可視化ツールを利用する場合はQtは不要です)

推奨環境はOpenSUSEかUbuntu

OpenFOAMの開発元であるOpenCFD社は、OpenSUSE 11.1とUbuntu 9でテスト作業を行なっています。これらの環境では再コンパイルなしで非常に簡単にインストールできます。従って、OpenFOAMを使用する前提では、可能ならばOpenSUSEかUbuntuが望ましいことになります。それ以外のLinux系(Red Hat、CentOSなど)とUNIXシステムではコンパイル環境の再設定が必要となりますが、動作に問題はありません。


Windows環境で使用したい場合

Windows環境で使用したい場合は、下記のような選択肢があります。

  • DEXCSというオープンソースのCAEパッケージを使用する。これは日本国内の有志によって公開されているもので、機能確認や簡易解析、教育用に優れています。OpenFOAMの全機能が使用できますが、VMWare上での動作になるため、パフォーマンスは落ちます。
  • blueCFD(blueCAPE社)、OpenFlow(Symscape社)などのソフトウエアを使用する。これらは、有料で公開されているOpenFOAM 1.6のWindowsネイティブ版です。
  • Windows上で動作する汎用のプリプロセッサ(ICEM CFD、Pointwiseなど)と組み合わせて使用する。この場合ソルバーはLinuxまたはUNIX環境での動作になります。なお標準ポストプロセッサであるParaViewはWindows上で動作します。

ファーム・フローでは、DEXCS、BlueCFD、OpenFlowはサポート対象外としております。ご了承ください。


OpenFOAM 1.6の新機能

2009年7月28日、Ver 1.6がリリースされました。以下はOpenCFD社のWebサイトの日本語訳です。


OpenCFD社はOpenFOAMのメジャーバージョンアップとなる新バージョン1.6のリリース案内ができることを嬉しく思います。OpenFOAMはオープンソースのCFD toolboxです。1.6は下記の機能を含みます:

アプリケーション: たくさんの新しい、更新された、実証されたアプリケーションは、浮力流れ、熱交換、反応流です。Pdという変数の削除や新しい乱流モデル(下記参照)に対応するため、ソルバーも多くの実装が追加されました。それに伴って新しいレンジの例題が添付されています。

ポストプロセス: ゼネラルなポストプロセス、可視化、粒子追跡のためのユーティリティが開発されました。新しく改善された機能は、on-the-flyポストプロセスです。表面に関するサンプリング機能も特化されました。ParaViewは3.6.1にアップデートされました。

乱流モデル: ひとつのソルバーがRASとLESを同時にサポートするようになりました。壁関数が再実装され、それによって境界面ごとに壁関数が適用できるようになりました。新しい壁関数とDESのSpalart-Allmarasモデルが追加されています。

熱物性モデル: 非ガス媒体を容認する熱物性モデルが追加されました。汎用の多項式で表わされた状態式、熱力学、輸送モデル、よりフレキシブルな化学反応モデルも追加されています。新しい有限体積法の離散化方法には輻射モデルが追加されています。

ラグランジェモデル: 基本的なフレームワークを、たくさんの構成物に対する新しい構造とともに総点検し、いくつかの新しいサブモデルを、インジェクション、ポストプロセスおよびパッチ・インタラクション、蒸発、石炭燃焼に追加しました。

モンテカルロ ダイレクトシミュレーション: DSMC(モンテカルロ ダイレクトシミュレーション)が実装されることにより、OpenFOAMにおける離散化手法が拡張されています。

計算方法: 幅広い範囲の多項式フィット高次補間スキームが追加されています(linear, cubic, quadratic)。新しい多項式フィット高次、表面の法線方向の勾配スキームも追加されています。

一般的な使用に関して: セットアップ、動作、ポストプロセスに関して、コマンドラインや変数の特性が拡張されたり、辞書の指示やマクロの置換が変更されるなどの改善がなされています。


OpenFOAM 1.5 主な機能

英国インペリアル・カレッジで生まれたFOAM(Field Operation and Manipulation)はオブジェクト指向言語C++で開発された連続たい力学シミュレーションコードを記述したパッケージソフトです。

オープンソースでありながら、豊富な物理モデルや大規模計算などの様々な機能を有し、他の商用CFDソフトウエアと比べても勝るとも劣りません。さらにオープンソースならではの抜群のカスタマイズ性が加わり、強力なツールとして世界中で急速に普及しています。

プリ機能

格子生成 BlockMesh : 標準搭載ソフトで6面体格子生成
SnappyHexMesh : 標準搭載ソフトでCADデータ(STL)から格子の自動生成
その他 ICEM CFD、GridGen、GAMBITなど多数の商用格子生成ソフトに標準対応

ソルバー機能(抜群なカスタマイズ性)

計算格子 非構造格子 四面体、五面体、六面体、多面体の格子に対応
数値スキーム アルゴリズム 有限体積法(FVM)、SIMPLE法、PISO法
マトリックスソルバー ICCG、BICCG、GAMG
移動格子 ALEに基づくダイナミック格子、解適合格子機能
物理モデル 流体 圧縮・非圧縮、ニュートン・非ニュートン
時間項 定常・非定常
乱流モデル K-εモデル、SSTモデル、標準Smagorinskyモデル、Dynamic SmagorinskyモデルなどLESモデル多数
混相流 自由表面、気泡、キャビテーション、二相流、多相流
熱解析 熱伝導、熱対流、熱輻射など
粒子追跡 ラグランジュ粒子追跡機能
化学反応 CHEMKIN III
電磁界解析 電磁流体、電磁界解析
燃焼 噴射・燃焼モデル
流体・構造連成 強連成
その他 並列計算 標準搭載(OPENMPI)

ポスト機能

お薦めソフト オープンソース可視化ソフト:ParaView
その他 FieldVIEW、EnSightなど多数の商用可視化ソフトに標準対応

 

Last update : 2010/06/23, © 2007-2010, Firmflow Co., Ltd. All Rights Reserved. sales@firmflow.jp